八戸市議会 2022-12-20
令和 4年12月 定例会-12月20日-05号
諸 報 告
○議長(
寺地則行 君)この際、諸報告をいたします。
市長から、
地方自治法の規定に基づいて議会に対し、1件の報告がありました。
本報告書は、お手元に配付してありますので御了承願います。
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△日程第1 議案1件上程
○議長(
寺地則行 君)日程第1議案第124号令和4年度八戸市
一般会計補正予算を議題といたします。
市長から提案理由の説明を求めます。
市長
〔
市長熊谷雄一君登壇〕
◎市長(熊谷雄一 君)おはようございます。ただいま上程されました議案について御説明申し上げます。
まず、議案第124号令和4年度八戸市
一般会計補正予算は、
物価高克服・
経済再生実現のための
総合経済対策に基づく国の
補正予算を活用し、安心して出産、子育てができる環境整備のため、新たに妊婦等に対する
伴走型相談支援と
経済的支援を一体的に実施するために必要な予算を計上するとともに、事業の進捗を図るため、
新大橋整備事業費を追加計上いたしました。
その結果、
歳入歳出予算の補正額はそれぞれ5億6600万円となり、補正後の総額は1038億7224万3000円となるものであります。
補正予算の概要でありますが、まず、国の
補正予算で創設された出産・
子育て応援交付金事業費につきましては1億5600万円を計上するものでありますが、八戸市
子育て世代包括支援センターによる妊娠期及び出産後の面談と令和4年4月以降に出産された方を対象とした妊娠届出時5万円、出生届出後5万円、合計10万円のはちまむ応援金の支給を一体的に実施し、妊婦や
子育て家庭に寄り添った効果的な支援を行ってまいりたいと考えております。
また、
新大橋整備事業費につきましては4億1000万円を追加計上し、事業の進捗を図ってまいります。
なお、これらの
歳出予算に対応する歳入といたしましては、国・県支出金及び市債等をもって措置したところであります。
何とぞ慎重に御審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げ、議案の説明を終わります。
〔
市長熊谷雄一君降壇〕
○議長(
寺地則行 君)これより上程議案に対する質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
寺地則行 君)御質疑なしと認めます。
ただいま議題となっております議案第124号をお手元に配付してあります
議案付託表のとおり、それぞれ所管の
常任委員会に付託いたします。
この際、
委員会開催のため暫時休憩いたします。
午前10時04分 休憩
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午前10時36分 再開
○議長(
寺地則行 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。
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△日程第2 議案23件
○議長(
寺地則行 君)日程第2議案第102号令和4年度八戸市
一般会計補正予算から議案第123
号市道路線の廃止及び認定についてまで及び本日付託いたしました議案第124号令和4年度八戸市
一般会計補正予算を一括議題といたします。
各
常任委員長から委員会における審査の経過と結果について、順次報告を求めます。
総務常任委員長の報告を求めます。
藤川優里委員長
〔19番
藤川優里君登壇〕
◎19番(
藤川優里 君)
総務常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。
議案第102号令和4年度八戸市
一般会計補正予算のうち、当委員会に係る
歳出予算の主なる内容は、
給与改定等に伴う人件費を関係する各款で補正するほか、第1款議会費では、業務の増大に対応するため、時間
外勤務手当を増額するものであります。
第2
款総務費では、企画費において、
ふるさと寄附金受納に関係する経費を増額するものであります。
審査の過程において委員から、行政員の減少理由について質疑があり、理事者から、広報はちのへの配布を業者によるポスティングに切り替えた町内会があったためであるとの答弁があったのであります。
第5款労働費では、
勤労青少年ホーム費において、
会計年度任用職員の人件費の調整を行うものであります。
第7
款商工費では、
八戸ポータルミュージアム費において、
国際情勢等による
エネルギー価格の上昇により、
光熱水費を増額するものであります。
審査の過程において委員から、
中心市街地の
居住者等を対象とした
アンケートの実施について質疑があり、理事者から、11月初めに対象者へ発送し、現在、回答を取りまとめているところであるとの答弁があったのであります。
第8
款土木費では、
都市計画総務費において、普通旅費を減額するものであります。
第10款教育費では、
体育施設管理費において、電気料金及びガス料金の高騰による不足分を増額するものであります。
第12款公債費では、利率の確定による
利子償還金を増額するものであります。
一方、
歳入予算の主なる内容は、
補正財源として繰越金を増額するものであります。
第2条
繰越明許費では、第2
款総務費において、来年度の
県議会選挙の
ポスター掲示場の設置管理及び撤去等の委託業務について、本年度中に契約し、
ポスター掲示場の設置及び管理等を開始し、令和5年度の選挙終了後に撤去して事業を完了するものであることから、翌年度に繰り越すものであります。
第3条
債務負担行為の補正では、
課税入力業務委託料、
市議会議員選挙ポスター掲示場設置管理及び
撤去等委託料を追加するものであります。
第4条地方債の補正では、
社会教育事業の限度額を減額するものであります。
本案に対して意見を徴したところ、
苫米地委員から、
中心市街地の
居住者等への
アンケートについて、速やかに結果をお知らせし、必要があれば追加で意見を聞くなどしていただきたいとの意見を付して賛成するとの発言があったのであります。
本案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第109号令和4年度八戸市
学校給食特別会計補正予算の主なる内容は、歳出については燃料費及び
光熱水費を、歳入については
一般会計からの繰入金をそれぞれ増額するものであります。
本
特別会計補正予算は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第115号は、
国家公務員法等の一部改正に準じ、職員の定年を段階的に引き上げ、60歳に達した職員の給料月額の特例を定めるとともに、
地方公務員法の一部改正に伴い、
管理監督職勤務上限年齢制及び定年前再任用短時間勤務職員の任用に関し必要な事項を定めるほか、関係条例について所要の改正等をするためのものであります。
審査の過程において委員から、定年の引上げ及び短時間勤務制について質疑があり、理事者から、定年の引上げ後、フルタイムを継続する職員の給与は、60歳時点の給料月額の7割水準であるのに対し、定年前再任用短時間勤務制は、一度退職した後、新たな職で任用され、給与の格付がなされるものとの答弁があったのであります。
本案に対して意見を徴したところ、
苫米地委員から、仕事量に見合った職員数の確保が大事であると考えることから、来年度以降の職員採用については、職員に負担のないよう、しっかりと措置していただきたいとの意見を付して賛成するとの発言があったのであります。
議案第116号は、職員の給与から控除できるものについて、八戸市
職員生活協同組合の
解散に伴う所要の改正をするためのものであります。
議案第117号は、青森県
人事委員会勧告に基づく青森県職員の給与改定に準じ、一般職の職員の給料月額及び勤勉手当の支給割合を改定するとともに、特別職の職員等の期末手当の支給割合の改定をするためのものであります。
審査の過程において委員から、県の
人事委員会勧告に基づくこれまでの当市の対応について質疑があり、理事者から、国の閣議決定及び青森県の対応を踏まえて、当市でも同様に対応するのが基本的な考え方であるとの答弁があったのであります。
本案に対して意見を徴したところ、
苫米地委員から、
新型コロナウイルスから続く不況、そして物価及び燃料費の高騰で市民生活が厳しい中、特別職の報酬等の引上げ分を市民生活に役立てるべきではないかとの意見を付して賛成するとの発言があったのであります。
議案第118号は、
国家公務員退職手当法の一部改正等に準じ、職員の定年の引上げに伴う
退職手当の基本額の
特例措置等を定め、失業者の
退職手当について
雇用保険法の一部改正に伴う所要の改正をし、
非常勤職員の
退職手当の支給要件を緩和するとともに、その他規定の整備をするためのものであります。
議案第119号は、
日計ヶ丘小学校を廃止するためのものであります。
議案第121号は、さきに請負契約を締結した
新井田公園テニスコート増設等工事(その2)について、設計変更により契約額を変更するためのものであります。
以上6件の議案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
次に、本日付託になりました議案第124号令和4年度八戸市
一般会計補正予算のうち、
歳入予算の主なる内容は、国の
補正予算で措置された
新大橋整備事業に対する
国庫補助金を計上するためのものであります。
第3条地方債の補正では、
道路橋りょう事業の限度額を増額するものであります。
審査の過程において委員から、出産・
子育て応援交付金について質疑があり、理事者から、全体の事業費に対し、国が3分の2、県と市が各6分の1の負担であるとの答弁があったのであります。
本案に対して意見を徴したところ、
苫米地委員から、仕事量が増え、職員の過重負担とならないように進めることを要望するとの意見を付して賛成するとの発言があったのであります。
本案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
以上で報告を終わります。
〔19番
藤川優里君降壇〕
○議長(
寺地則行 君)
経済常任委員長の報告を求めます。
高山元延委員長
〔12番高山元延君登壇〕
◎12番(高山元延 君)
経済常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。
議案第102号令和4年度八戸市
一般会計補正予算のうち、当委員会に係る
歳出予算の主なる内容は、
給与改定等に伴う人件費を関係する各款で補正するほか、第6
款農林水産業費では、
水産業振興費において、
燃料価格高騰に伴い、
漁業者燃料高騰対策支援金を計上するものであります。
審査の過程において委員から、
畜産事業者配合飼料高騰対策支援金の対象について質疑があり、理事者から、市内の畜産業者40経営体を見込んでいるとの答弁があったのであります。
加えて委員から、
森林経営管理事業業務委託料について質疑があり、理事者から、市が管理を請け負った森林について、適正管理のため、森林の巡視業務を委託するものであるとの答弁があったのであります。
第7
款商工費では、
地域経済活性化対策費において、
燃料価格高騰に伴い、
貨物自動車運送事業者燃料高騰対策支援事業補助金を計上するものであります。
本案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第103号令和4年度八戸市
自動車運送事業会計補正予算の主なる内容は、
収益的収入及び支出のうち、収入では市からの補助金を増額し、支出では給料等の人件費を減額するものであります。
審査の過程において委員から、給与費について質疑があり、理事者から、
会計年度任用職員の退職及び正職員への登用により減額したものであるとの答弁があったのであります。
加えて委員から、時間
外勤務手当について質疑があり、理事者から、
運転手不足による
ダイヤ調整等への対応によるものであるとの答弁があったのであります。
本案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第107号令和4年度
地方卸売市場八戸市
魚市場特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では
光熱水費を、歳入では前年度からの繰越金をそれぞれ増額するものであります。
議案第110号令和4年度八戸市
中央卸売市場特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では
光熱水費を、歳入では
市場内業者から徴収する電気及び
水道使用料をそれぞれ増額するものであります。
審査の過程において委員から、卸売市場内の業者について質疑があり、理事者から、燃料費の高騰で撤退する業者は出ていないとの答弁があったのであります。
以上の各
特別会計補正予算は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
以上で報告を終わります。
〔12番高山元延君降壇〕
○議長(
寺地則行 君)
民生常任委員長の報告を求めます。
岡田英委員長
〔10番岡田英君登壇〕
◎10番(岡田英 君)
民生常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。
議案第102号令和4年度八戸市
一般会計補正予算のうち、当委員会に係る
歳出予算の主なる内容は、
給与改定等に伴う人件費を関係する各款で補正するほか、第2
款総務費では、
市民サービスセンター費において、
人事異動等に伴う人件費を減額するものであります。
第3款民生費では、
障害者福祉費において、
エネルギーや食料品等の価格高騰の影響を受けている障がい
福祉サービス事業者の負担軽減と事業運営の安定化を目的として支給する障がい
福祉サービス事業所物価高騰対策支援金を計上するものであります。
第4
款衛生費では、予防費において、
乳幼児予防接種、
新型コロナワクチン接種及び八戸市
新型コロナウイルス感染症コールセンターに係る委託料などを増額するものであります。
第7
款商工費では、
消費生活費において、
会計年度任用職員の保険料及び共済費を減額するものであります。
第9
款消防費では、
常備消防費において、
八戸地域広域市町村圏事務組合の
消防費負担金を減額するものであります。
本案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第104号令和4年度
八戸市立市民病院事業会計補正予算の主なる内容は、
収益的収入及び支出のうち、収入については入院収益及び外来収益を、支出については材料費をそれぞれ増額するものであります。
本案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第106号令和4年度八戸市
国民健康保険特別会計補正予算の主なる内容は、歳出については
保険給付費等交付金の昨年度分の精算に伴う県への返還金を増額し、歳入については前年度からの繰越金を計上するものであります。
議案第111号令和4年度八戸市
霊園特別会計補正予算の主なる内容は、歳出については未使用の墓地区画の返還を受けた場合、使用料の半額を返還するための返還金の不足分を、歳入については前年度からの繰越金をそれぞれ増額するものであります。
議案第112号令和4年度八戸市
介護保険特別会計補正予算の主なる内容は、歳出については前年度の
介護給付費負担金及び
地域支援事業交付金の
受入れ超過に係る国及び県に対する返還金の不足分を、歳入については前年度からの繰越金をそれぞれ計上するものであります。
議案第113号令和4年度八戸市
国民健康保険南郷診療所特別会計補正予算の主なる内容は、歳出については
地下埋設重油タンクの
流出事故防止対策に伴う、
地上タンクへの切替えによる修繕料を、歳入については前年度からの繰越金をそれぞれ増額するものであります。
議案第114号令和4年度八戸市
後期高齢者医療特別会計補正予算の主なる内容は、歳出については
人事異動等に伴う人件費を、歳入については
一般会計からの
事務費繰入金をそれぞれ減額するものであります。
以上の各
特別会計補正予算は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
次に、本日付託になりました議案第124号令和4年度八戸市
一般会計補正予算のうち、当委員会に係る
歳出予算の主なる内容は、第4
款衛生費では、
母子保健指導費において、令和4年4月以降に出産された方を対象に支給する出産・
子育て応援給付金を計上するものであります。
本案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
以上で報告を終わります。
〔10番岡田英君降壇〕
○議長(
寺地則行 君)
建設常任委員長の報告を求めます。
日當正男委員長
〔11番
日當正男君登壇〕
◎11番(
日當正男 君)
建設常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。
議案第102号令和4年度八戸市
一般会計補正予算のうち、当委員会に係る
歳出予算の主なる内容は、
給与改定等に伴う人件費を関係する各款で補正するほか、第2
款総務費では、
総務管理費において、路線バス及び
タクシー燃料高騰対策支援金を計上するものであります。
第4
款衛生費では、清掃費において、ごみ処理に係る
八戸地域広域市町村圏事務組合に対する負担金を減額するものであります。
第6
款農林水産業費では、農業費において、
地籍測量委託料を減額するものであります。
第8
款土木費では、
道路橋りょう費において、街路灯や
ロードヒーターに係る電気料として
光熱水費を増額するものであります。
第9
款消防費では、消防費において、
水防センター指定管理料を減額するものであります。
第3条
債務負担行為の補正では、
南郷コミュニティ交通運行事業ほか3事業について
債務負担行為の期間及び限度額を設定するものであります。
本案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第105号令和4年度八戸市
下水道事業会計補正予算の主なる内容は、
収益的収入及び支出のうち、収入については雑収入を、支出については処理場費をそれぞれ増額するものであります。
資本的収入及び支出のうち、収入については企業債を増額し、支出については
処理場建設改良費を管きょ整備費に組み替えるものであります。
本案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第108号令和4年度八戸市
都市計画土地区画整理事業特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では
元金償還金を増額し、歳入では
一般会計繰入金を減額するものであります。
本案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第120号は、低炭素建築物新築等計画認定申請手数料、建築物
エネルギー消費性能向上計画認定申請手
数料等の区分を変更し、その額を改定するとともに、その他所要の改正をするためのものであります。
議案第122号は、
指定ごみ袋を買い入れるためのものであります。
議案第123号は、道路法第8条第2項及び同法第10条第3項において準用する同法第8条第2項の規定により、3・5・1沼館三日町線道路改築事業の実施並びに大久保地区、白銀地区及び長苗代地区における道路整備に伴う市道路線の廃止及び認定をするためのものであります。
以上3件の議案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
次に、本日付託になりました議案第124号令和4年度八戸市
一般会計補正予算のうち、当委員会に係る
歳出予算の主なる内容は、第8
款土木費では、
道路橋りょう費において、国の
補正予算成立に伴い、
新大橋整備事業に係る護床工等工事費を増額するものであります。
第2条
繰越明許費の補正では、第8
款土木費において、
新大橋整備事業について国の
補正予算を活用して事業進捗を図りたいことから、翌年度に繰り越すものであります。
本案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
以上で報告を終わります。
〔11番
日當正男君降壇〕
○議長(
寺地則行 君)以上をもって各
常任委員長の報告は終わりました。
ただいまの委員長報告に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
寺地則行 君)御質疑なしと認めます。
これより討論を行います。
討論の通告がありますので、
久保しょう議員の発言を許します。
久保しょう議員
〔8番
久保しょう君登壇〕
◆8番(
久保しょう 君)それでは、日本共産党市議団を代表しまして、議案第117号の八戸市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定についての
総務常任委員長の報告に対し、意見を付して賛成の討論をいたします。
再任用職員の勤勉手当の改正でありますが、支給割合の取扱いを正規職員と違う対応とすることは、格差をますます助長することにつながっていきます。令和5年度から定年の延長が実施される下で、正規職員と再任用職員とで勤勉手当の支給割合が違うのはおかしいと思います。
根本的な問題は、年金の支給が65歳に延長になったことが問題の大きな原因となっています。現在60歳で退職した場合は、65歳まで年金の支給がなくなりました。政府は多くの反対の中で、年金支給の開始を65歳に延ばしてしまいました。定年退職をして、再就職をしなければ、5年間は無収入で生活しなければなりません。それは大変なことです。来年からの定年が徐々に65歳になることで、年金支給が70歳になることが確実視されてきています。再任用職員の給料は現役時代の半額近くになっています。同じ仕事をしているのに、一時金も半額、給料も半額であることは不公平極まりないことです。正職員と同じ仕事をしている再任用職員は、同じ同一労働同一賃金が当たり前である給料が大幅に減額になります。給料が減額されても仕事量は変わらないという問題があります。本来であれば、60歳の定年で年金が支給されて、退職後は働かなくても何とか年金で生活ができたはずなのに、国が年金の支給を65歳に延長したことによって、様々な給与の格差と差別化が強められてしまったのです。こんなことは許されるものではありません。政府が責任を持って、年金支給を5年間遅らせた責任を果たすことを求めます。
年金支給を遅らせたことは、労働者側から年金支給を遅らせていいなどと一回も言ってはいません。国の言いなりでは地方の暮らしを守ることはできません。年金支給を遅らせ、働かなくてもいいのに再任用で働かせて、給料を半額にして、さらに一時金まで削減するなど再任用職員に対する冷遇な処置と言えるものです。
以上のことから、再任用職員に対する勤勉手当の支給割合を是正することを求める意見を付して、賛成討論といたします。
次に、本日提案されました議案第124号の令和4年度八戸市
一般会計補正予算についての出産・
子育て応援給付金事業について、
民生常任委員長の報告に対して、意見を付して賛成する立場から討論を行いたいと思います。
妊娠・出産時に10万円相当を給付する出産・
子育て応援交付金が2023年1月に支給されることになりました。相次ぐベビー用品の値上げに困窮する子育て世代の支援策である出産・
子育て応援交付金について、政府はこの給付の恒久化を検討しているとのことです。継続して支給されるよう要望するものです。各家庭にクーポン券の支給で指定の育児用品や子育て支援サービス提供であり、自治体の判断で現金給付も可能とする方針だとの報道もあります。この予算については時間外に250万円の予算措置がされていますが、この事業の大変さが表れているものであります。この事業については他の部署からの応援を受けないと聞いておりますが、新たな事業であり、給付事業を担当する職員が過重労働にならないよう配慮するように強く要望を付して賛成討論といたします。
また、会計任用職員などの新たな採用者を増やすことになると伺っていますが、随時仕事量が増加する場合は、人事課や財政課などの人員増や予算措置支援を強めることを強く求めます。今回の出産・
子育て応援交付金の支給については、妊婦はもちろん、家族の支援となるものであり、子育て世代に対する支援になることから歓迎するものであります。この事務処理に要する職員の過重負担とならないよう改めて要望します。
コロナ禍の中で、本来の業務をこなしながら、新たな支援給付事業を行わなければならないとなれば、時間外労働や休日出勤などで労働環境が変化するとともに、それに伴っての過重労働となるのではないかと心配されます。これらの不安を解消するためにも、先ほど言ったように、人事課及び財政課の支援を重ねてお願いいたします。
また、
会計年度任用職員が足りないのであれば、予算を増額し、過重労働で職員が倒れてしまうことのないよう強く要望する意見を付して、賛成討論といたします。
以上です。
〔8番
久保しょう君降壇〕
○議長(
寺地則行 君)以上で通告による討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
寺地則行 君)これにて討論を終結いたします。
これより議案第102号から議案第124号までの議案23件を一括して採決いたします。
以上の議案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
寺地則行 君)御異議なしと認めます。
よって、以上の議案は委員長報告のとおり可決されました。
────────────────────
△日程第3 議会案1件上程
○議長(
寺地則行 君)日程第3議会案第3号旧統一教会(
世界平和統一家庭連合)による
高額献金要求等の被害防止及び
被害者救済措置の適切な対応を求める意見書を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
18番工藤悠平議員
〔18番工藤悠平君登壇〕
◎18番(工藤悠平 君)議会案第3号旧統一教会(
世界平和統一家庭連合)による
高額献金要求等の被害防止及び
被害者救済措置の適切な対応を求める意見書は、旧統一教会――
世界平和統一家庭連合が行う
高額献金要求等による被害の実態把握を進めるとともに、その防止並びに被害者を救済するため、必要な措置について適切に対応することを国に対し強く要望するものであります。
なお、案文については、お手元に配付のとおりであります。
〔18番工藤悠平君降壇〕
--------------------
(案文は資料欄に掲載)
○議長(
寺地則行 君)お諮りいたします。
ただいま議題となっております議会案については、委員会の付託、質疑及び討論は省略し、直ちに採決いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
寺地則行 君)御異議なしと認めます。
よって、委員会の付託、質疑及び討論は省略することに決しました。
これより議会案第3号を採決いたします。
本議会案は、原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
寺地則行 君)御着席願います。
起立総員であります。
よって、本議会案は原案のとおり可決されました。
────────────────────
△日程第4 議員派遣について
○議長(
寺地則行 君)日程第4議員派遣についてを議題といたします。
お手元に配付いたしました議員派遣一覧表のとおり議員派遣の申出があります。
お諮りいたします。
議員派遣一覧表のとおり議員を派遣することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
寺地則行 君)御異議なしと認めます。
よって、会議規則第167条の規定により、議員派遣一覧表のとおり派遣することに決定いたしました。
お諮りいたします。
ただいま議決されました議員派遣について変更を要するときは、その措置を議長に一任されたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
寺地則行 君)御異議なしと認めます。
よって、議員派遣について変更を要するときは、その措置を議長に一任することに決しました。
以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
────────────────────
市長挨拶
○議長(
寺地則行 君)この際、市長から発言の申出がありますので、これを許します。
市長
〔
市長熊谷雄一君登壇〕
◎市長(熊谷雄一 君)令和4年12月八戸市議会定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
議員の皆様には、去る12月6日から本日までの15日間にわたり、本議会に提案いたしました令和4年度八戸市
一般会計補正予算など議案23件について、終始熱心かつ慎重に御審議を尽くされ、全議案とも原案のとおり議決を賜り、厚く御礼申し上げます。
議決いただきました各議案の執行に当たりましては、万全を期してまいりますとともに、本議会において皆様から寄せられました貴重な御意見、御要望等につきましては、今後の市政運営において十分に配慮してまいりたいと存じます。
さて、令和4年も残すところあと10日余りとなりました。議員の皆様には、市民の代表としてその重責を全うされ、市勢発展のため御尽力を賜りましたことに深く感謝を申し上げる次第であります。
当市を取り巻く社会経済情勢は、いまだ収束の兆しが見えない
新型コロナウイルス感染症の流行や国際情勢の変化に伴う円安の進行、さらには、市民生活に密接な
エネルギー、食料品等の物価上昇など依然として厳しい状況にありますが、このような中にあっても、八戸の未来を切り開いていくことが市政を預かる私の責務であります。
来年、当市におきましては、1月28日から2月5日にかけて「銀盤に 君の軌跡よ 花ひらけ」をスローガンに未来へつなぐ八戸国体の開催が予定されており、全国から多くの選手が氷都八戸へ集い、熱い戦いが期待されております。
また、5月には種差海岸が三陸復興国立公園指定10周年を迎え、10月には全国から約1800名もの多数の自治体関係者の参加が見込まれている全国都市問題会議の開催など、当市の知名度向上や地域経済の活性化につながる明るい話題も数多く予定されております。私としましては、これらの機会をさらなる市勢発展の好機と捉え、来るべき令和5年が大きな飛躍の年となるよう、引き続き皆様のお力添えをいただきながら、地域の活力創出や直面する諸課題の解決に全力を傾注してまいる所存でありますので、一層の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。
時節柄、議員の皆様には、くれぐれも御自愛いただき、御健勝でよい年を迎えられますことを心よりお祈り申し上げ、閉会に当たっての挨拶といたします。
〔
市長熊谷雄一君降壇〕
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閉 会
○議長(
寺地則行 君)今期定例会における議員並びに理事者各位の御精励に対し、深甚なる敬意と感謝の意を表します。
ますます寒さに向かう時節柄、議員各位並びに理事者の皆様には一層御自愛の上、よき新年を迎えられますよう御祈念申し上げ、令和4年12月八戸市議会定例会を閉会いたします。
午前11時21分 閉会
署 名
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
令和4年12月20日
八 戸 市 議 会
議 長 寺 地 則 行
副議長 松 橋 知
議 員 日 當 正 男
議 員 森 園 秀 一...